研究開発部門よりメッセージ
当社は高温雰囲気における送風機を得意としており、用途は様々ですが納入しています。
その中でも(株)キャップ社と共同販売しているセラミックスファンについては超高温雰囲気において優位性を持っており様々な分野に納入させて頂いております。
また、お客様からはトラブル報告もなく運用頂いております。当社でセラミックスインペラの取扱い当初には、誤ってインペラを割ってしまったといった過去もありますが、お客様においては全くその様な報告はございません。
セラミックスファンを応用し、約10年前には、愛知万博に同技術を取入れた燃料電池(SOFC)のシステムにも採用され発電の一躍を担いました。「このときの開発話ですが元々セラミックスインペラはインペラ径がφ700の製作のみであったのですがシステム上の寸法制限から小型化が要求されました。その際、お客様仕様を満足する為に行ったのがファンの高速化です。当初、高速回転を始めた頃で様々な問題が発生し改造しては試験を行いNGであれば設計へ戻りの繰り返しで家に帰るのも毎日遅く家族から怒られた記憶があります。
ここ数年お客様も電池自体の発電効率が大きく改善され、さらに大容量発電化が進んできております。当社におきましても更に小型化が要求され超高速及び高効率も同時に行っております。
回転数は2000min-1~50000min-1まであり担当者も日々悩み開発に勤しんでおります。この分野はお客様におかれましても開発途上でありますが㈱キャップ社と共に一丸となり完成させる所存です。設計部全体としては少しでもお客様に良いものを提案できるように日々心がけて業務に取組んでおります。